タイ北部チェンラーイのコーヒー農園にカミキリムシ、副農相が防除指示

【タイ】ピヤラット・ティヤパイラット副農業協同組合相は、北部チェンラーイ県メーチャン郡で9月5日に開かれた「コーヒー長角甲虫(カミキリムシ)防除キャンペーン」で、同県のアラビカコーヒー農園で害虫被害が広がっているとし、防除体制を早急に強化すると述べた。同省は統合的病害虫管理(IPM)と生物農薬の併用を進め、農家への技術指導と圃場レベルでの監視体制整備を急ぐ。

 北部のコーヒー栽培面積1万5567ライ(1ライ=1600平方メートル)のうち、チェンラーイ県では7643ライでカミキリムシの被害が確認され、同県の主要産地であるチェンラーイ市、メーチャン郡、メースアイ郡の計2500ライでも警戒が必要とされた。成虫が樹皮に産卵し、幼虫が幹内部を食害するため初期発見が難しく、放置すれば樹木の80%が枯死し、収量も25〜56%減少、1ライあたり2万〜3万バーツ(10万〜15万円相当)の損失につながるという。

 同省は、コーヒー樹の樹冠の剪定、カミキリムシの越冬場所の除去、メタリジウム菌の散布などを組み合わせた防除を推進し、化学農薬への依存低減と農家・環境の安全確保を図る。チェンラーイ市内の高リスク地域1000ライを対象にメタリジウム菌1000キロを供給し、農家が自ら生物農薬を増殖できるよう技術研修も行う。

 会場では、菌剤の配布や散布方法の実演、害虫防除やロブスタ種の接ぎ木に関する展示も実施。農家に対して圃場の定期巡回と早期通報を呼びかけた。

写真:チェンラーイ県農業協同組合事務所フェイスブックより

ピヤラット副農業協同組合相 写真:タイ首相府

 

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