【タイ】ライオン(本社:東京都墨田区)は、タイでの職域向けオーラルヘルスケアサービス展開の可能性を探るため、在タイ企業向けセミナーの実施と、6月にバンコクで開かれた展示会「SPORTEC Thailand 2026」への出展を行った。日本国外での初期検証としてタイを選び、サービスの受容性や企業側のニーズを確認した。
同社はジェトロ・バンコク事務所とヤマトエスロン(タイランド)で、法人向けプログラム「おくちプラスユー」を基にした口腔ケアセミナーを実施し、約70人にむし歯・歯周病の基礎知識やセルフケアの方法を紹介した。アンケートでは全員が「意識が向上した」と回答し、8割以上がセルフケア製品の購入・買い替えにつながったとしたほか、6割以上が歯科受診の意向を示した。知識習得にとどまらず、行動変容が確認できたとしている。
展示会では、産業技術総合研究所と経済産業省が設けた「KENKO Investment for Health」ブースに、唯一のオーラルヘルスケア事業者として参加。会期中に100社超の在タイ企業の人事・健康管理担当者や政府関係者と接点を得て、従業員の健康づくり施策としての関心が一定程度あることを把握した。生産性向上や人材定着に課題を抱える企業からは、福利厚生や教育施策として活用できるとの声も寄せられたという。
同社は、2030年までにアジア5億人にオーラルヘルスケア習慣を広げる目標を掲げており、今回得た結果やネットワークを踏まえ、タイを起点とした事業展開の可能性を検討する。今後は現地企業や就労世代のニーズに合わせたサービス開発を進め、製品とサービスを組み合わせた価値提供を強化する方針。経済産業省の「健康経営のグローバル展開」施策とも連携し、アジア各国での職域における口腔ケア習慣の定着を目指す。
おくちプラスユー:https://go-lion.jp/Oral-kenkou208



























