事故続きのラマ2世通りM82高速道路、一部を無料開放し試験運用へ

【タイ】運輸省国道局は、バンコク南部バーンクンティアンからエーカチャイを経てサムット・サーコーン県バーンペーオに至る高速道路「M82」を、8月28日午前10時から終日無料で試験開放する。土木工事は98%まで進んでおり、有料設備を稼働させずに試験運用を開始できる状態だという。

 M82はラマ2世通り(国道35号線)に並行して伸びる高架高速道路で、今回開放される区間は16.4キロ。試験運用が始まると、バンコク外環状線(国道9号線、アウターリング)からバーンクンティアン・インターチェンジで高架M82に入り、エーカチャイを通過してバーンペーオまでのおよそ25キロを連続して走行できるようになる。バーンペーオからは地上のラマ2世通りに接続し、サムット・ソンクラーム県およびラーチャブリー県を経て南部各県につながる。

 国道局は、土木工事を2026年末までに完了させる計画で、料金徴収設備や交通管制システムの設置は2027年に開始し、2年をかけて整備する。全面運用と料金徴収の開始は2029年を見込む。

 高速道路規格の安全設備が未完成のため、試験期間中は速度規制が設けられる。乗用車は時速80キロ、トラックおよびバスは65キロに制限される。歩行者、自転車、排気量を問わない二輪車、三輪車、台車などはM82を通行できず、従来どおり地上のラマ2世通りを走行する。

 M82の建設は2019年着工以降、事故件数が2500件以上に上るとされ、うち死亡事故は143件、負傷者は1400人超に達するという。

事故続発のラマ2世通り、今度は杭打ち機が倒壊 作業員1人死亡 バンコク西郊で
事故続きのラマ2世高架道路工事 年末までに完成か

運輸省国道局によるM82完成予想図

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