来タイ中国人、今年は510万人の見込み 訪日中国人を上回る期待

【タイ】タイ政府観光庁(TAT)は、中国人旅行者の来タイが今年510万人に達する見通しだと発表した。前年の低水準から14%増となり、若年層を中心に回復が進むとみられる。

 2025年11月の国王夫妻、今年7月のアヌティン・チャーンウィーラクーン首相のそれぞれの訪中でタイのイメージが改善し、航空便の座席供給が増加しているという。TATは中国5都市の事務所を通じ、航空会社、オンライン旅行代理店(OTA)、卸業者との共同キャンペーンを展開し、SNS、現地メディア、旅行インフルエンサーを活用した宣伝を強化している。

 昨年実施されたチャーター便支援策「Thailand Summer Blast」が今年の需要につながったとし、TAT上海事務所は「タイ人気は昨年の低水準から回復し、日本を上回る可能性もある」と述べている。今年上半期の中国人来訪者は260万人で、日本の210万人を上回ったとされる。タイと中国を結ぶ航空路線の座席数は前年比8.7%増の847万席に達し、中国の東部・南部発が56%を占める。バンコクが主要玄関口で全体の83%を占めた。

 タイのメディアが中国からの情報として伝えるところによると、中国人の海外旅行先は昨年、タイが第4位の447万人だった。1位は日本で687万人、2位韓国548万人、3位ベトナム528万人。今年の調査では、タイが最も注目される渡航先として再浮上し、韓国、日本が続いた。地政学的な緊張や旅行費の高騰にもかかわらず、中国人の海外旅行需要は旺盛だという。

 TATは中国語対応や電子決済の普及など、タイの利便性が競合国より優れていると強調。伝統行事、スポーツ大会、コンサートなどを重点的にPRし、9月の中秋節や10月の国慶節に合わせた誘致を進める。

 中国からタイへの入国者は、コロナ禍前の2019年で最多の1114万人を記録した。

タイ発着・通過の航空便、過去10カ月で77万7456便 中国便向けに航空路線の導入も
タイの外国人入国者数、2026年7月は3%減の255万人(表付き)

写真:newsclip

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