タイのモバイルバンキング、安全対策を強化 対応OS制限へ

【タイ】タイ首相府は2月11日、国内すべての銀行のモバイルバンキングアプリについて、タイ銀行協会(TBA)が2月14日から対応スマートフォンの基本ソフト(OS)を制限すると発表した。銀行情報のセキュリティ対策強化の一環。

 ラリダー・プルートウィワタナー政府副報道官によると、iPhoneやiPadはiOS14以上、アンドロイド端末はバージョン10以上に限定し、これを下回る端末では利用できなくなる。TBAは、銀行業界の情報セキュリティ対応を担う「銀行部門情報セキュリティ調整センター(TB-CERT)」と連携して実施。金融取引の安全性を高め、マルウェア、フィッシング、サイバー攻撃による被害を防ぐ。

 旧バージョンのOSはセキュリティ上の脆弱性が残りやすく、必要な更新が行われないケースも多い。サイバー犯罪者がこうした弱点を突き、個人情報の窃取や不正アクセスを行う事例が増えているという。

 今後、対象外となる端末ではモバイルバンキングが利用できなくなり、取引に支障が出る可能性がある。OSの更新ができない機種は、安全性を確保するため買い替えの検討が必要となる。

 ラリダー副報道官は、制限の開始日が迫っているとし、利用者に対して早急にOSバージョンを確認するよう注意を促している。

 

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