【タイ】タイで保険仲介業を手がける「Rider Insurance Broker Public Company Limited」は、生成AIを活用したライブ配信を通じて保険情報を提供する取り組みを始めた。「AnyMind Group(エニーマインドグループ)」が提供する生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」を導入し、フェイスブック・ライブ上でAIアバターによる情報発信を行っている。
同社がこの取り組みを進める背景に、保険商品、とりわけ補足的な医療保険などの内容が複雑で、消費者が十分に理解したうえで判断することが難しいという課題があった。顧客基盤の拡大を進める中で、従来の説明手法では、多くの消費者に対して継続的かつ十分な情報提供を行うことに限界があると判断したという。
具体的には、販売を主目的とする一般的なライブコマースとは異なる、保険に関する認知向上と情報の提供に重点を置いた。Rider Insurance BrokerのPanawat Kurmapirak最高経営責任者(CEO)をモデルにしたAIアバターを制作し、フェイスブック・ライブで補足的な医療保険商品について解説するライブ配信を実施。生成AIを活用することで、長時間にわたる継続的な配信体制を構築し、消費者が必要な情報にアクセスしやすい環境を整えた。
AnyMind Groupによると、2025年12月17日から2026年1月7日までの間に、累計200時間以上のライブ配信を行い、初回配信から12時間以内にオーガニック視聴者数が1000人を超えた。AIアバターの活用により、情報提供の稼働時間は1日平均9時間以上となり、社内チームの運用負荷の軽減にもつながったとしている。
今回の事例が同社の生成AIライブ配信技術を保険分野に本格展開する初のケースになるとしており、今後もテクノロジーの活用を通じて、企業と消費者をつなぐ情報発信の支援を続ける方針だ。
























