タイ政府、観光と経済活性化へ 年末年始を5連休に

【タイ】タイ政府は、2025~26年の年末年始休暇を5日間に設定した。1月2日(金)を特別休日とし、国内の観光促進と景気刺激を狙う。

 これにより、タイの年末年始は12月31日(水)から1月4日(日)までの5連休となる。大晦日と元日の通常の祝日、2日の特別休日、3、4日の週末と続く。

 首相府は「単なる祝日ではなく、観光振興と消費拡大を狙った戦略的措置。宿泊、交通、商業活動の需要増を見込んでいる」と説明。観光スポーツ省は「国内旅行を後押しし、世界経済の逆風から回復途上にある地域ビジネスを支援する」とした。

 ただ、2日の特別休日は民間企業への休業の強制力はない。対応は各社の判断に委ねられるため、労働当局は「従業員は自社の人事部や経営陣に確認を」と呼びかけている。金融機関は全国的に休業が確認されており、銀行は休みとなる。また、週休2日制に向けての労働者保護法の改正が進んでいるが、現時点で土曜日も企業によっては出勤日となる。

 タイ政府観光庁(TAT)は今後、延長休暇を活用した旅行キャンペーンを展開し、主要都市で特別パッケージやイベントを実施する予定だという。

写真:newsclip

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