【タイ】スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸相が、タイ主要6空港の旅客施設使用料(PSC)の引き上げを検討していることを明らかにした。年内の導入を目指す。
タイ空港公社(AOT)は現在、バンコクのスワンナプーム空港、ドンムアン空港、北部のチェンマイ空港、チェンライ空港、南部のプーケット空港、ハジャイ空港で、国際線730バーツ、国内線130バーツを徴収している。引き上げが決定されれば、一律100バーツが上乗せされる。
AOTは引き上げに向けての調査をすでに開始、9月には取りまとめて改めて発表する。スリヤ副首相は、「タイの空港のPSCは世界平均を下回っている可能性があり、日本、香港、シンガポールを含む世界の主要な国際空港と比較する」と述べている。今回のPSC見直しは、乗り継ぎ旅客の利便性向上を目的とした施設改修の予算を確保するためだという。
AOTは今年2月、国際線425バーツ、国内線75バーツという地方空港7港のPSCの引き上げを承認している。