父親の政策再び ペートーンターン首相が市町村基金への拠出を表明

【タイ】ペートーンターン・チナワット首相は4月21日のバンコク郊外でのイベントで、国内の各市町村基金に対する総額110億バーツ(470億円相当)の拠出を正式に発表した。昨年末に打ち出していた、市町村が自らの課題に取り組んでコミュニティを発展させていく仕組み「SML(小、中、大)プロジェクト」を実現させるもので、当初は50億バーツ規模と説明されていたが、最終的に倍増された。

 SMLプロジェクトの始動は、政府関係者や公務員ら4000人が集められたイベントで大々的に発表された。ペートーンターン首相の説明では、国内「7万9610市町村」の基金が対象となる。タクシン元首相によって2004年に「1村100万バーツ基金」が設立され、20年が過ぎた現在でも「稼働」。今回の資金注入は、この基金がベースとなるもよう。

 ペートーンターン首相は、父親が手掛けた基金では「これまでに3000億バーツが循環した」とし、イベントでその功績を称えた。さらに、自らの政権が新たに資金を拠出することによって、国民1300万人が恩恵を享受することができるとアピールしている。

写真:タイ首相府

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