スズキ、タイの四輪車工場閉鎖
- 2024/6/9
- タイ経済・企業
【タイ】スズキは7日、タイの四輪子会社スズキ・モーター・タイランドの工場を2025年末までに閉鎖すると発表した。工場閉鎖後は、ASEAN(東南アジア諸国連合)や日本、インドの工場で生産した完成車を輸入販売する。
スズキ・モーター・タイランドは従業員約800人で、生産車種は「スイフト」、「シアズ」、「セレリオ」。2023年度の生産実績は7579台、販売実績はタイ国内1万807台、輸出1272台だった。
タイ政府が2007年に発表したエコカープロジェクトに応募し、承認されたことを受けて、2011年に設立、2012年に現地生産を開始した。ピーク時には輸出を含め年間6万台を生産した。世界的な脱炭素化、電動化への対応を進める中で、グループ内のグローバルな生産拠点の最適化を検討し、閉鎖を決めた。