10月7日は暦上の雨期明け「オークパンサー(ออกพรรษา 雨安居明け)」。雨期入りの「カオパンサー(เข้าพรรษา 雨安居入り)」は祝日となるが、オークパンサーはならない。
オークパンサーに合わせ、雨期に厳しい修行を積んだ僧侶を迎えるための祭事が催される。バンコク都ラートクラバン区内の運河で僧侶が舟に乗って回る托鉢、北部ウタイターニー県の丘の上から僧侶が下りてくる儀式などが知られる。バンコク東郊サムット・プラーカーン県の、仏像を乗せた舟に在家者が岸からハスの花を投げ入れる行事も、オークパンサーい近い時期に行われる。ただ、オークパンサーから1カ月以内(陰暦12月15日まで)に行われる袈裟寄進の儀式「トート・カティン」の方が一般的。
暦上と実際の雨期明けの日にちは一致しないことが多いため、オークパンサーの行事は雨に降られることが多い。
北部ウタイターニー県のタークバーツ・テーウォー
バンコク都ラートクラバン区のタークバーツ・プラローイターンルーア
東部サムット・プラーカーン県のプラペニー・ラップブア
写真はいずれもnewsclip