海外専用業務ソフトウエア開発販売 SimLex Development Co., Ltd.

海外専用業務ソフトウエア開発販売 SimLex Development Co., Ltd.
古賀 敏生 氏

タイに開発拠点、日本のSIとも資本業務提携

 SimLex(シムレックス)は2012年8月設立、ERP(企業資源計画)システムを中心とした海外専用業務ソフトウエアの開発販売を手掛ける。地場企業としてタイ投資委員会(BOI)の投資認可を取得。タイでゼロから作り上げたシステムながら、投資実績のあるインドネシアでも販売されているほか、日本の製造業を知る日本人による開発であることから日本でも使いやすく、日本国内販売の複数の代理店にも扱っていただいている。

 2023年3月には株式会社ホロンシステム(本社:東京都千代田区)の株式20%を取得し、資本業務提携を開始。タイにおける同社品質管理システムの開発保守を受け持っている。

タイ歳入局が承認する会計システム

 顧客総数は100社を超えた。ERP、会計、生産管理などシステムと呼ばれるものほぼ全てを網羅。タイ国内のIT企業でこれほどの種類のシステムを独自に開発しているのは、日系ではおそらく弊社1社であろう(参照:https://simlex-grp.com/products/)。

 中でも会計システムは、タイ歳入局の承認を取得。タイ税務に100%対応しているのはもちろんのこと、タイ歳入局が認めたシステムということで、業務に携わるタイ人スタッフも安心して取り扱える。

パッケージをベースとした最低限のカスタマイズ

 弊社システムはサポートの品質を維持するため、パッケージをベースとしてカスタマイズは最小限に留めている。業務体制も会計処理もその形は企業それぞれであり、帳票など全くのカスタマイズなしはあり得ない。しかし顧客ごとにカスタマイズを施して「企業ごとの使いやすさ」をアピールすればするだけ、バグが抑えにくくなり、サポートも煩雑となって結局は顧客に迷惑をかけることになる。

 最小限のカスタマイズであればバグも出にくい。担当者が離職してしまった顧客でも、引き継ぐ担当者はより的確に状況を把握できる。弊社はさらに、開発チームとSE(システムエンジニア)チームの人員比率を3:7とし、SEによる顧客対応を徹底している。これはおそらく、同業他社とは逆の比率であろう。

保守契約とクラウド利用のバージョンアップ

 弊社ならではともいえる保守体制が、クラウド上のサーバーを利用したシステムのバージョンアップだ。顧客がサーバーにアクセスするだけで、機能の修正や追加などのバージョンアップが可能となる。導入して何年もそのまま、といった古臭さを感じさせることもない。

 パッケージをベースとしたシステムだからこその保守体制といえる。弊社システム導入の多くの顧客から保守契約をいただいている。サポートが混乱しなければ、例えばSEスタッフの残業などもほとんど発生しない。社内的にも快適なビジネス環境を維持しやすくなる。

生産管理から会計というシステム開発の方向性

 製造業にとって、生産管理も在庫管理も会計処理も全てが同等に重要だが、最も起こりやすい問題はやはり「在庫が合わない」であり、最も注意したい事項であろう。顧客から弊社への日々の問い合わせも70~80%は、在庫管理に関するものだ。

 弊社システムは製造業を熟知した人間によって開発され、管理システムにおける知識と実績を会計システムに広げていったという経緯がある。そのため、タイ同様の製造業の拠点であるインドネシアや、ものづくりの日本でも高い評価をいただいている。

 製造業に携わる企業にとって最も使いやすいシステムであると、強い自信を持っている。

住所:382 Nice 2 Building, 5th Floor,Room 5/10 Ratchadaphisek Rd, Samsennok,
Huai Khwang, Bangkok 10320
電話:0-2694-3254, 087-829-6515(日本語)
ウェブサイト:https://simlex-grp.com/
Eメール:simlex_sales@globe-works.net

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