麻薬、資金洗浄でタイ上院議員起訴

【タイ】タイの公共放送タイPBSなどによると、タイ検察庁は14日、ウパキット・パージャリヤンクーン上院議員を麻薬売買、資金洗浄(マネーロンダリング)などの罪で起訴した。

 ウパキット被告は刑事裁判所に出廷し、起訴状朗読後、公訴事実をすべて否認した。同日中に保釈金1000万バーツで保釈されたが、出国を禁じられた。

 検察はウパキット被告が国際的な犯罪組織の一員として麻薬取引や資金洗浄に携わったとしている。タイ麻薬取締委員会はこれまでに、被告が所有する土地、銀行口座など4億バーツ相当の資産を差し押さえた。

 ウパキット被告はプラユット軍事政権(2014~2019年)が選任した非民選の議会上院(定数250)のメンバー。ミャンマー人のビジネスパートナーとミャンマー・シャン州でカジノを設立するなどミャンマーと関わりが深い。ビジネスパートナーは昨年8月にタイで麻薬容疑で逮捕され、現在裁判中。

タイ当局が差し押さえたウパキット上院議員の自家用車(写真提供、タイ麻薬取締委員会)

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