18)タイでは釈迦生誕の花ではない「無憂樹」

和名:ムユウジュ(無憂樹)、アショーカ、アソッカ
英名:Asoka Tree, Sorrowless Tree
泰名:ดอกโศก ドークソーク

摩耶(マヤ)夫人がルムビニー公園でうららかに咲き匂うアショーカの花に手を触れた刹那、釈迦を生む……、というのは日本であって、タイではアショーカではなく沙羅(サラ)だという。アショーカは寺院の境内にもよく植えられるが、そもそもは仏伝の花ではないらしい。

アショーカ or アソッカ or Asoka → タイ語でアソーク。漢字の「憂」=タイ語の「ソーク」、「無」=「ア」で、無憂もアソークも同じ意味。ただ、タイ語で正しい花の名前を調べると「ドーク(花)ソーク」となっている。「ア」が欠如した呼び方だと「憂樹」という逆の意味になってしまうような気がする。

もうひとつ紛らわしいのは、タイ語でアソークインディア(อโศกอินเดีย)と呼ばれるアソークの木。こちらは花を付けない別の種類で、公害に強いからなのか街路樹として多用されている。旅行者でもタイ在住者でも、日本人に良く知られるバンコク都心部のアソーク通り(ถนนอโศก)に植えられた木もアソークインディア。

青空に映える赤い花と緑の葉。

写真のアショーカはタイ語でソークナーム(โสกน้ำ)という種類。

アソーク通りのアソークインディアの木。葉が特徴的。

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