エアロジーラボ、マレーシアでドローン飛行試験 海上輸送や精密農業に活用

【マレーシア】マルチローター型UAV(無人航空機)の開発、設計、製造、販売を手がけるエアロジーラボ(大阪府箕面市)は25日、世界最大のドローンサービスプロバイダーでマレーシアに本社を置くエアロダイングループと連携し、5月から、マレーシアのスランゴール州営のセランゴーテストフィールドで、エアロジーラボのハイブリッドドローン「AeroRangeQuad」の運航試験を開始したと発表した。

 すでに基本性能試験を終え、直線で最大10キロという広大なテストフィールドで、日本では困難な目視外の長距離飛行試験を行う。離島間物流、海上輸送、農園での精密農業利用などの運用試験も行う。

 エアロダイングループは世界40カ国以上でドローンによるインフラ点検事業や農業支援事業などを行っている。特に送電線や通信鉄塔、風力発電施設、太陽光発電施設の点検で実績があり、農園での利用も広がっている。

 エアロジーラボは国内で初めてガソリンエンジンジェネレーターを用いたハイブリッド型ドローンを開発した。最大飛行時間は2時間を超える。

写真提供、エアロジーラボ

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