タクシン元首相側近の首相府相、入閣3週間で辞任 王党派上院が圧力

【タイ】4月27日の内閣改造で入閣したピチット・チューンバーン首相府相(65)が21日、辞意を表明した。

 ピチット氏の入閣については、プラユット軍事政権(2014~2019年)が議員を選任した非民選で王党派の議会上院(定数250)の議員40人が、ピチット氏は過去に実刑判決を受けて服役しており、憲法が定める閣僚資格に違反しているとして、任命したセーター・タウィーシン首相ともども失職させるよう、憲法裁判所に訴えていた。

 憲法裁は上院議員の訴えを受理するかどうか23日に判断する予定。

 ピチット氏は2008年、タクシン・チナワット元首相の汚職疑惑をめぐる裁判で、タクシン氏の弁護士を務めた際に、タクシン氏に有利な判決を出すよう判事に贈賄を図ったとして逮捕され、法廷侮辱罪で禁錮6カ月の実刑判決を受け、服役した。その後、タクシン派政党から出馬して議会下院議員を務めるなどした。

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