セーター首相、タクシン元首相と会談

【タイ】タイの公共放送タイPBSなどによると、セーター首相兼財務相(62)は24日午後、バンコク都内のタクシン元首相(74)宅を訪れ、元首相と約2時間にわたり会談した。タクシン氏が今月18日の仮釈放後にタイ政府高官と会うのは初めて。セーター首相は会談後、「健康について話し合った。政治の話はしていない」などと述べた。セーター首相はタクシン氏が事実上の党首とされる最大与党プアタイ党所属。

〈タクシン・チナワット〉1949年、タイ北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータリース、不動産開発などを手がけ、1987年に警察中佐で退職。その後、携帯電話サービス、通信衛星などを展開するタイ通信最大手チン・グループを育て上げた。1998年に政党を設立。地方、貧困層へのばらまき政策を掲げ、2001年の下院総選挙で大勝し首相。2005年の総選挙も圧勝、首相に再選された。王党派との対立が深まり、2006年9月の軍事クーデターで失脚し、事実上の国外亡命生活に入った。2023年5月の総選挙後、王党派とタクシン派が連立を組むことで合意し、タクシン氏は同8月、15年ぶりに帰国。裁判所で権力乱用などで禁錮8年を宣告されたが、健康問題を理由に警察病院に身柄が移送された。2024年2月18日、仮釈放され、警察病院からバンコク都内の自宅に帰宅した。同21日にはカンボジアのフン・セン前首相が日帰りでタイを訪問し、タクシン氏と会談した。米経済誌フォーブスがまとめた2023年版のタイ長者番付で、タクシン氏は資産総額約21億ドルで13位だった。

 〈セーター・タウィーシン〉 1962年、バンコク生まれ。父親はタイ陸軍士官、母親は華人系で金融、不動産、小売りなどの事業を手がけるジュートラクン(朱)財閥出身で、ジュートラクン家、大手商業銀行カシコン銀行創業家の華人金融財閥ラムサム(伍)家などと縁戚関係にある。米クレアモント大学院大学で経営学修士号(MBA)を取得。1986年から米消費財大手プロクター&ギャンブル(P&G)のタイ法人に勤務した。1988年、ジュートラクン家、ラムサム家などが出資する不動産デベロッパー、センシリに参加し、後に最高経営責任者(CEO)を務めた。センシリは1996年、タイ証券取引所(SET)に上場。2022年度業績は売上高349.7億バーツ、最終利益43億バーツ。セーター氏は2023年4月にセンシリのCEOを退任し、タクシン元首相派のプアタイ党に参加。同年5月の総選挙で第2党となったプアタイ党が連立政権を発足させ、8月にセーター氏が首相に就任した。私生活では医師の女性と結婚し、2男1女をもうけた。

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