都市鉄道建設現場で粉塵問題 バンコク大気汚染の一因に

【タイ】バンコク都庁(BMA)のチャチャート・シッティパン都知事が2月2日、都市鉄道MRTパープルラインの南部延伸区間の建設現場を視察、工事で発生する粉塵を抑えるよう現場関係者に要請した。バンコクの大気汚染の一因と見られており、地域住民からも苦情が挙がっているという。

 チャチャート都知事は同日、国会議事堂周辺、ワチラー病院周辺、プッタヨートファー橋、イッサラパープ通りなど、チャオプラヤー川沿いに南北に伸びる建設現場を訪れた。工事現場から発生する微小粒子状物質はPM10といわれるが、チャチャート都知事は「やがてPM2.5まで細かく分解される」とし、防塵柵の追加設置、出入りする工事車両のそのつどの洗車などを徹底するよう伝えた。

 タイでは毎年乾期になると大気汚染が悪化、今年は特にバンコクでのPM2.5問題が深刻化しており、観光業に影響を与えることもあって、タイ政府やBMAが神経を尖らせている。

建設現場を視察するチャチャート都知事 写真:バンコク都庁(BMA)

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