【タイ】首相府は11月4日、タイ、ラオス、中国の協力で整備したタイ・中国間の直行航空ルート「L770」(NAN-SAGAG区間)の運用により、航空会社の燃料コストを年間4050万バーツ(1億8000万円相当)以上削減し、二酸化炭素(CO₂)排出量を年間2561トン削減できるとの見通しを明らかにした。10月23日までに530便が同ルートを利用し、累計で1万8525海里の飛行距離を短縮。これによって燃料消費量が11万2890キログラム削減され、CO₂排出量は357トン減少した。
プローイタレー・ラッサミーセーンチャン副報道官によると、同ルートはタイ航空無線会社(エアロタイ)が推進する「Direct Routing for Sustainable Aviation(DRSA)」プロジェクトの一環として整備され、2026年9月3日に運用を開始した。従来の飛行経路をより直線的なルートに改めることで、飛行距離や飛行時間を短縮し、燃料消費とCO₂排出量の削減を図る。
現在、対象となる26社の航空会社のうち23社が同ルートを利用。エアロタイは今後、東西を結ぶ同様の直行ルートをさらに3路線整備する計画で、飛行距離、燃料節減量、温室効果ガス削減量を分析・管理する「DRSAダッシュボード」も開発している。
プローイタレー副報道官は、「直行ルートの整備が航空会社の運航効率向上やコスト削減につながるだけでなく、環境負荷の低減にも寄与する」とし、「タイを世界水準の航空ハブに発展させる取り組みを進める」方針を示した。
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