2025~26年末年始の海外旅行先、ハワイ・バンコクが2強

【タイほか】旅行体験予約サイト「ベルトラ」を運営するベルトラ(本社:東京都中央区)は、2025年末から2026年初めにかけての人気海外旅行先ランキングをまとめた。年末年始(12月20日~1月12日)の予約状況を分析したもので、ハワイとバンコクが引き続き上位を占め、グアムやバルセロナの人気が上昇した。

 調査によると、円安が続く中でもアジアや太平洋地域の近距離・中距離の渡航先が安定した支持を集めた。特にグアムは前年6位から3位に上昇。日本からのフライト時間が短く、時差も少ないことに加え、比較的手頃な価格で滞在できる点が評価されたとみられる。

 一方、ヨーロッパでは物価高にもかかわらず、パリやバルセロナなど都市型観光地の人気が回復傾向にある。世界遺産や文化体験を重視する旅行者が増えており、テレビ番組で紹介されたサグラダ・ファミリアなどをきっかけにバルセロナの注目度が高まった。スペイン政府観光局によれば、日本人旅行者数はすでにコロナ前の水準に戻っているという。

 ハワイやバンコクは長年の人気に加え、年末年始を特別に過ごしたい層に支えられ、旅行費用が高騰しても需要が落ちにくいとされる。オーストラリアも「真夏を体験する」目的で選ばれる傾向が見られ、トップ10に複数都市が入った。

 今回の結果について同社は、近距離リゾートの安定した需要と、ヨーロッパ観光の回復、さらにハワイやバンコクといった定番地の強さが浮き彫りになったと説明している。

関連記事

ページ上部へ戻る