Dusit Central Parkの都市型公園、来園者サービスに日本製ツール採用

【タイ】ITのエボラニ(本社:神奈川県横浜市)が提供するLINE向け開発ツール「anybot」が、バンコク中心部に開業した都市型公園「Dusit Arun at Dusit Central Park」に導入された。同社によると、タイ最大級のスカイパークとして整備された同公園では、都民と観光客が繰り返し訪れやすい公共空間づくりが課題となっており、来園者がスマートフォンを通じて情報やサービスにアクセスできる仕組みが求められていた。

 「Dusit Central Park」はホテル、住宅、商業施設などを備えた複合開発で、バンコクの新たなランドマークとされる。その中核となる公園で、イベント運営や施設利用を円滑にするため、エボラニの「anybot」が採用された。現在はLINE公式アカウントを通じた案内や地図の提供、施設予約やチェックイン機能、イベント登録フォームなどが利用可能となっている。

 今後は、利用者にポイントを付与するロイヤリティープログラムや、LINE Payを使ったキャッシュレス決済の導入も予定されている。これにより、利便性を高めるとともに、リピーターの増加を図る方針だという。

 エボラニは2018年創業のベンチャー企業で、LINE上で自動応答や予約機能を構築できる「anybot」を主力サービスとして展開。今後はタイを含むアジア各国で、公共空間や商業施設など多様な分野にサービスを広げる考え。

エボラニ:https://evolany.com/

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