【タイ】タイ王立灌漑局(RID)は9月21日、中部チャイナート県のチャオプラヤー・ダムからの放流量を増やすのに伴い、下流域の河川水位が0.5〜1.5メートル上昇する可能性があると警告した。中部アユタヤ県では堤防外側の低地が最初に影響を受ける見通しだという。
北部での大雨によってダムへの流入量が増加しており、放流量を現在の毎秒990立方メートルから同毎秒1000〜1300立方メートルへと段階的に引き上げる。影響が懸念されるのはチャオプラヤー川および支流ノーイ川沿いの堤防外低地で、アユタヤ県ではセーナー郡、パックハイ郡、バーンバーン郡、バーンパイン郡、バーンサイ郡、アユタヤ市となる。
同局はチャオプラヤー川流域11県の県知事に警戒文書を送付し、地方行政機関に対して住民への周知と事前準備を要請した。河川沿い住民や低地居住者には、家財を高所へ移し、当局の発表を注視するよう呼びかけている。
9月19〜20日にかけては北部プレー県、チェンラーイ県、ピッサヌローク県、カムペーンペット県、スコータイ県で100ミリ以上の降雨を記録。特にカムペーンペット県では146ミリ、ピッサヌローク県では136ミリに達した。こうした雨水の流入が続いており、21日午前6時時点で中部ナコーン・サワン県の観測所「C.2」では、チャオプラヤー川の流量が毎秒1377立方メートルに達し、さらに増加傾向にある。
9月21日時点で全国の大・中規模貯水池の貯水量は550億立方メートルで、総貯水容量の73%に達している。貯水余力は200億立方メートル以上。



























