【タイ】サンペット・ブンヤーマニー副運輸相は9月17日、東部レームチャバン深海港周辺の交通渋滞対策の進捗状況を確認する会議を運輸省で開き、港湾当局から現在問題となっている渋滞状況の報告を受けた。タイ港湾公社(PAT)は渋滞対策として短期・中期・長期の3段階の施策を進めているとしている。
港湾公社によると、港湾区域内の渋滞問題に対して体系的な対策を導入した結果、状況は継続的に改善している。8月は特に、岸壁運営事業者、運送事業者、関係機関の協力により、ヤード運営の改善やコンテナ搬出の加速、業務プロセスの見直しが進み、トラックの滞留が減少したほか、港内交通の管理効率も向上したという。
サンペット副運輸相は、岸壁運営事業者の協力が改善の重要な要因になると指摘。各事業者は港湾公社の施策を支援するとともに、関係機関との連携を強化し、トラックやコンテナの処理を効率化することが重要とした。同港は今後も取扱貨物の増加が見込まれることから、渋滞状況を引き続き注視する必要がある。
港湾公社は短期対策として、トラック待機場(バッファーゾーン)として70ライ(1ライ=1600平方メートル)超の用地を確保したほか、さらに30ライの追加確保に向けて交渉を進めている。税関との調整で、第3検査ゲートの出場レーンの運用時間を午前8時から深夜0時まで延長し、空コンテナを積載したトラックや一般車両の通行を円滑化するほか、増加するコンテナ需要に対応するため滞留貨物の保管スペースも拡充する。
並行して、港湾公社、岸壁運営事業者、税関などで構成する渋滞対策作業部会を設置し、関係機関の連携強化を進めている。リアルタイムのCCTV監視システムを活用して混雑箇所を把握し、迅速な対応を行うとともに、通関・貨物引き渡し業務の効率化によって港内のトラック滞留を抑制する。
長期的には、輸出入量の増加に対応するため、港湾区域とインフラの整備に向けたマスタープランを策定する。料金体系の見直しによるコンテナ長期滞留の抑制や、レームチャバン港第3期開発事業の計画通りの開業に向けた準備も進める。
サンペット副運輸相 写真:タイ首相府




























