【タイ】南部プーケット空港で5月23日午後3時20分前、バンコクに向けて出発予定のタイ・エアアジア機に爆発物が持ち込まれた疑いが生じ、緊急事態対応センター(EOC)が設置された。不審物は発見されず、該当機は4時間以上遅れて出発した。
騒ぎが起きたのは、15時10分発の予定だったFD3092便(エアバスA321型機)。機内の乗客が、「頭上手荷物棚(オーバーヘッドコンパートメント)に爆弾がある」と言い出し、機長から報告を受けた管制塔が隔離駐機場(99番ベイ)への移動を命じた。EOC設置により、航空会社職員、空港保安要員、プーケット県警、観光警察など関係機関担当者が連携で対応に当たったという。機内にはおよそ200人の乗客がいた。
最終的に不審物は発見されず、虚偽の発言を行った容疑者が逮捕された。その後、乗客は身体検査や手荷物検査を再び受けて搭乗した。
該当機は19時23分に出発、ドンムアン空港に当初予定の16時30分から4時間半遅れの20時27分に到着した。