バンコク・エアポートレイルリンク運行、民間の撤退決定 2027年2月から国鉄子会社に

【タイ】運輸省は9月14日、スワンナプーム空港とバンコク都心部を結ぶエアポートレイルリンク(ARL)について、現在運行を担うCPグループ主導の民間事業者アジア・エラ・ワン社が、運行契約を2027年1月31日まで暫定的に延長すると発表した。その後は国鉄(SRT)の子会社SRTET(SRTエレクトリファイド・トレイン)が引き継ぐ。

 ピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相は記者団に対し、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相が東部経済回廊政策委員会(EECPC)の委員長として11日に行った国鉄幹部との協議で、「アジア・エラ・ワンによる4カ月間の暫定運行が決定した」と述べた。同社が要求していた月額6000万バーツ(3億円相当)の運行費用については、「同額は1年の契約延長ならあり得るが、4カ月間の暫定延長には当てはまらない」とし、アジア・エラ・ワンは運賃収入のみを受け取る仕組みになると説明した。4カ月後にはSRTETが確実に運行を引き継ぐとし、契約のさらなる延長はないと断言。SRTETは同路線を過去に運行していた経緯がある。

 エアポートレイルリンク運行契約問題の発端となっている、スワンナプーム、ドーンムアン、ウタパオの3空港を結ぶ高速鉄道計画については、アヌティン首相が「協議をEECPCに差し戻す必要がある」と述べている。アジア・エラ・ワンの本来の主張は、同鉄道契約の内容修正もしくは終了であり、解決の糸口は未だ見つかっていないもよう。
●バンコク・エアポートレイルリンク運行、民間側が契約延長で条件提示 3空港高速鉄道への影響懸念
●タイ運輸相「エアポートレイルリンクは10月以降も運行」 現契約の暫定延長目指す
●バンコク・エアポートレイルリンク運行契約、国鉄の1年延長要請を民間側が拒否

ARLマッカサン駅 写真:newsclip

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