ロボット開発の未来機械、タイとシンガポールで太陽光パネル清掃ロボットを実証

【タイ】ロボット開発の未来機械(本社:香川県高松市)は、経済産業省の令和7年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)」に採択された。タイとシンガポールで太陽光パネル清掃ロボットの運用モデルを検証する。

 実証事業は2026年11月から2028年4月までの予定で、発電量の改善効果や継続課金型事業モデルの成立性、高温多湿の気候下での通年運用性などを確認する。対象地域は乾期と雨期が明確な東南アジアで、気候条件に対応した清掃・運用手法の確立を目指す。

 同社によると、太陽光発電設備は砂塵や大気汚染物質の付着で発電量が低下する。特にタイでは微小粒子状物質(PM2.5)などの汚れが降雨だけでは除去しきれないとされ、清掃による発電効率の維持が課題となっている。未来機械は水を使わずにパネルを清掃する自律走行型ロボットを開発しており、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイの太陽光発電所では61台が稼働。2020年の納入から3年間で累計5000時間の運転実績がある。

 今回の実証では、中東で培った乾式清掃技術を東南アジアの気候に適用し、ロボット単体の販売にとどまらず、クラウドを活用した継続的な清掃サービスとしての事業化を検証する。結果は確定次第公表される予定。

 未来機械は香川大学発のベンチャー企業で、「テクノロジーでロボットを当たり前の存在にし、人々を苦役から解放する」を理念に掲げる。ロボット・メカトロニクス機器の研究開発、製造、販売を手がけている。

ウェブサイト:https://miraikikai.jp

関連記事

トピック

ページ上部へ戻る