【タイ】タイ警察は6月9日夜、バンコク都内ラマ3世通りの高級コンドミニアム前で、国際犯罪組織の首領とされるナイジェリア人の男(36)を逮捕した。コカイン18グラム、現金、ブランド品、車両など計70万バーツ(350万円相当)を押収した。
バンコク北郊ノンタブリー県の高級コンドミニアムで5月、警察がロマンス詐欺グループの拠点を摘発し、外国人6人を逮捕。その後の捜査で、同詐欺グループとコカイン密売組織が複雑に結びついていることが判明した。その中心的な人物として、ナイジェリア人の男が浮上した。
タイ警察は、ナイジェリア人を首領とする組織を「DODORIMA」と呼び、アフリカの国際組織「NBM OF AFRICA」から派生したグループと説明。タイ国内では慈善活動を装い、著名人との関係構築を図っていたという。
6月9日夜、捜査班がナイジェリア人の居場所を突き止め、乗っていた車を包囲。ナイジェリア人は車を急発進させて逃走を試みたが、捜査班は車の窓を割ってエンジンを停止させ、身柄を拘束した。警官1人が車に突っ込まれて負傷した。
ナイジェリア人はタイ国内に7年以上潜伏し、当初は観光地でコカインを売り歩いていたが、組織内で急速に地位を高めていった。得た金はナイジェリアに送金し、豪邸を建てたとの情報もある。押収した携帯電話には、タイ国内のコカイン常用者をばかにした内容のチャットが残されており、警察は組織の実態解明につながる重要な手がかりとみている。
取り調べでナイジェリア人は、コカイン密売について一部認めたものの、資金洗浄については否認。「慈善活動のための集まりだ」と主張しているという。
写真:POLICE News Varieties

























