検品事業のPQC、タイで古着の買い付け支援を開始

【タイ】衣料品や雑貨の検品事業を手がける「Pacific Quality Control Center(PQC)」は、古着の買い付けから洗浄、検品、梱包、船積みまでを一括で請け負うサービスをタイで本格的に始めた。アジア9カ国で検品業務を展開してきた経験を生かし、古着事業に参入する企業の調達や品質管理を支援する。

 背景には、ファッション業界で大量廃棄が問題となるなか、古着の再流通が拡大していることがある。日本では年間約48万トンの衣類が廃棄されており、循環型経済への転換が課題となっている。古着市場は環境対策だけでなく、新たな収益源としても注目されている。

 タイは欧米やアジア各国から古着が集まる地域の集積地で、品ぞろえや価格面で調達拠点としての利点があるという。一方、現地での仕入れルートの確保や出荷前の検品・物流には専門知識が必要で、参入障壁となっていた。

 PQCは、18年間の検品業務で培ったノウハウを基に、顧客の販売方針に応じた買い付け支援や、汚れや破れの確認、サイズ計測などの検品を行う。現地で洗浄処理まで済ませて納品することで、企業側の作業負担を減らすとしている。

 古着流通における品質管理の体制を整えることで、日本市場に加え海外向けの事業拡大も視野に入れる。古着の再利用を促すことで、業界の環境負荷低減にも寄与したい考え。

関連記事

トピック

ページ上部へ戻る