タイ東部ウタパオ空港開発、旅客処理能力は年間300万人 EECの新拠点化を目指す計画始動

【タイ】東部ラヨーン県のウタパオ空港と「東部空港都市(EECa)」の開発計画が始動し、年間300万人の旅客を受け入れる新たな航空拠点を目指す方針が示された。事業主体の「U-Tapao International Aviation(UTA)」が公表した。

 UTAのキーリー・カーンジャナパート会最高経営責任者(CEO)によると、ウタパオ空港をタイ第3の国際空港として位置づけ、地域の航空ハブへと発展させる。EECが掲げる「質の高い投資」と「高付加価値な観光」の誘致戦略の一環でもあり、国内外の複数の投資家が新たなビジネスエコシステムとして関心を示しているという。

 キーリーCEOは、UTAの株主が持つ経験が海外投資家や大手民間企業の参画につながるとの見方を示し、新旅客ターミナルの建設から着手し、初期段階で年間300万人規模の処理能力を確保する計画だと述べた。金融機関や投資家の信頼を高めるため、政府の投資優遇策をEECと連携して導入する方針も示した。

 4月3日付で発出された「事業開始通知(Notice to Proceed)」では、建設スケジュールやドーンムアン~スワンナプーム~ウタパオを結ぶ高速鉄道の開業に関する条件が緩和された。これまで、条件が厳しく開発に着手できなかった状態にあった。

 高速鉄道計画はウタパオ航空都市構想の成否を左右する重要要素。将来的に空港と同時開業できるよう、EEC側に残された課題の早期解決を求めているという。

●タイ東部経済回廊で「カジノなし」大型観光拠点構想 閣議提出へ調整本格化
●タイ3空港連結高速鉄道、2032年開業へ 政府に新たな閣議承認を要請

Eastern Airport City:ウタパオ・インターナショナル・アビエーション(UTA)ホームページより

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