ソンクラーン連休中の長距離バス、燃料高騰で減便の恐れ

【タイ】中東情勢の緊迫化に伴う燃料価格の急騰を受け、民間の長距離バスや乗り合いバンの事業者は4月7日、政府が燃料費の補填を行わなければソンクラーン(タイ正月)前の10日にも運行本数を減らさざるを得ないとの見解を示した。事業者の代表らが与党プームジャイタイ党本部に集まり、一部路線の運休も視野に入れていると警告した。

 軽油の店頭価格は中東情勢が悪化する前は1リットルあたり30バーツ未満だったが、現在は50バーツを超えている。価格急騰により多くの事業者が採算割れとなり、現行の運行体制を維持できなくなっている。来週に控えるソンクラーン連休(4月11~15日)に伴う帰省ラッシュを前に、10日から段階的に運行を縮小することもあり得るとしている。

 小規模な事業者でも1日あたり1万〜10万バーツ、大手では最大で同100万バーツのコスト増となっている。運賃は免許制度によって独断での引き上げが認められておらず、政府の支援が不可欠だとしている。

 シリポン・アンカサクンキアット副運輸相は同日、帰省ラッシュが落ち着く4月19日まで補填する方針を示した。その後は実際のコストを反映した新たな運賃体系を導入する。ただ、具体策には言及しておらず、補填の確約には至っていないもよう。

 一方、運輸省傘下で長距離バスを運営する国営トランスポート社(ボーコーソー)は、ソンクラーン連休中の大量増便を発表している。同社の期間中の利用者は1日最大18万人に達する見通し。

●ソンクラーン期間中の長距離バス、国営運行会社が大幅増便へ
●タイで公共交通運賃引き上げ 4月6日から、ソンクラーン期間は据え置き

バンコクの北バスターミナル(モーチット2)
写真:レスキュー隊「1677(ร่วมด้วยช่วยกัน)」フェイスブックより

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