【タイ】バンコク都庁(BMA)は3月25日、サーイマイ区内の廃棄物処理センターにおける新たなごみ輸送・処理事業の進捗を確認するとともに、周辺住民が受けている臭気被害を防ぐため、施設の完全密閉化など環境対策の徹底を事業者に求めた。現地を視察したチャッカパン・ピウガーム副都知事は、「臭気管理と施設周辺の衛生環境の改善を最優先とする」と強調した。
新たなごみ処理方式では、民間事業者が廃棄物をコンテナ車に積載し、西部カーンジャナブリー県の処理場に搬送する。建屋はすべて密閉構造に改修され、出入口には開閉管理された扉とエアカーテンを設置し、臭気の外部流出を防止する。さらに、電子式臭気測定システムを導入し、臭気レベルを常時監視するとともに、廃棄物の滞留を防ぐ管理体制を整えた。コンテナ車は積載完了後、直ちに防水シートで覆うことが義務付けられている。
また、民間委託による埋立処分事業においても、積み替え作業を行う建屋や覆屋はすべて密閉化され、車両の出入り時のみ開閉する専用扉を設置。従来の簡易シートは密閉性の高い扉に置き換えられ、臭気漏れの防止を図る。屋根のないコンテナ車についても、積載後は速やかにシートで覆う運用とした。
周辺環境への配慮として、施設内の景観整備と清掃を徹底し、事業者には毎週の運営報告を義務付ける。都庁は、臭気が地域住民の生活に影響を及ぼさないよう管理を強化するとともに、廃棄物をエネルギー資源として有効活用する取り組みも進める方針だという。
写真:バンコク都庁(BMA)


























