【タイ】タイ下院は3月19日に首相指名投票を行い、与党プームジャイタイ党のアヌティン・チャーンウィーラクーン党首を新首相に選出した。記名投票の結果、アヌティン党首が293票を獲得し、プラチャーチョン党のナタポン・ルアンパンヤーウット党首の119票を大きく上回った。棄権は86票だった。
投票は下院議員499人のうち498人が出席。与野党双方による討論が行われた後、議員番号順に名前を呼ぶ方式で投票が実施された。下院議長が国王に首相指名の結果を上奏し、国王の裁可を経て正式に首相に任命される。その後、新政権の発足に向けて閣僚人事の調整が進められる。閣僚名簿も国王の承認を受ける必要があり、内閣の発足後15日以内に国会で政策方針を表明し、正式に行政運営に入る。
今回の首相指名では、プラチャーチョン党が野党第一党としての存在感を示すため、ナタポン党首を候補として擁立した。連立与党内では、プアタイ党がアヌティン党首支持で一致。保守派の民主党は、アヌティン首相が上院選を巡る不正疑惑の調査対象とされていることなどを理由に支持を見送り、棄権に回った。下野したクラータム党も党として棄権する方針を決め、所属議員に統一行動を求めた。
























