タイ首相、IMFと会談 2026年IMF・世界銀行年次総会の開催に向け

【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は3月5日、首相府で国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事と会談した。タイが2026年に主催するIMF・世界銀行グループ年次総会に向けた準備状況を確認するとともに、世界経済の不確実性や地政学的リスクへの対応について意見を交わした。

 会談には、エークニティ・ニティタンプラパート副首相兼財務相が同席した。ゲオルギエバ氏は訪タイ中、会場となるバンコク都内のクイーンシリキットコンベンションセンター(QNSCC)を視察し、タイの受け入れ体制を高く評価。年次総会が、外的要因による経済変動や急速な技術革新に対応するための実務的な国際協力を促進する重要な機会になるとの認識を示した。

 アヌティン首相は、政策助言や専門分野での協力を通じたIMFとの緊密な関係を評価した上で、2026年10月12日から18日までバンコクで開催される年次総会を、「Thailand New Horizons: Empowering People, Building Resilience(タイの新たな地平線:人々を力づけ、強靱性を築く)」をテーマに成功させる決意を表明した。1991年以来となる開催を通じ、タイの発展の歩みと経験を国際社会と共有したい考えも示した。

 双方は、中東情勢を巡る緊張についても意見交換し、IMFは世界経済への波及リスクに関する分析を示した。アヌティン首相は、先行き不透明な国際経済環境の中で、タイが重視すべきリスク対応の方向性について説明を受けたという。

写真:タイ首相府

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