不敬罪批判か タイ王室寺院外壁に落書き

【タイ】タイ字紙タイラットなどによると、28日午後5時半ごろ、バンコク都内の王宮に隣接する王室寺院ワット・プラケオ(エメラルド寺院)の外壁にタイ人男(24)が黒のスプレー塗料で落書きし、パトロール中の警官に現行犯逮捕された。

 落書きは国王夫妻に対する批判を禁じた不敬罪を示す「112」と書かれていた。

 不敬罪は違反した場合、1件につき最長15年の禁錮刑が科される。2014年の軍事クーデター以降、政権を掌握した王党派政権が不敬罪で民主派を訴追するケースが急増。民主派はこれまでタブー視されていた王室改革、不敬罪の廃止などを掲げ、対立が深まっている。

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