タイGDP、2025年成長率2.4% 回復の兆しも「域内最低」脱せず

【タイ】国家経済社会開発評議会(NESDC)が2月16日に発表した2025年の実質国内総生産(GDP)成長率は、前年比2.4%増だった。10~12月期(第4四半期)は2.5%増と市場予想を上回り、前期比でも1.9%増と4年ぶりの高い伸びを記録したが、通年では東南アジア主要国の中で最低水準にとどまった。

 第4四半期は個人消費、民間投資、政府支出が持ち直し、工業や小売業が成長を下支えした。一方で農業が減速し、主力産業である観光の回復も力強さを欠いた。タイ経済はコロナ禍後の回復局面で、域内諸国に後れを取る状況が続いている。

 NESDCはこれを受け、2026年の成長率見通しを従来の1.2~2.2%から1.5~2.5%に上方修正した。輸出見通しは、従来の減少予想から2.0%増へと引き上げた。エークニティ・ニティタンプラパート副首相兼財務相は、「政府の景気刺激策が奏功した」と述べ、「患者に例えるなら集中治療室を出た」と表現し、将来的には3%成長を目指す考えを示した。

エークニティ副首相 写真:タイ財務省

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