【タイ】チャオプラヤー川の水位上昇により、バンコク北方のノンタブリー県やパトゥムターニー県で冠水被害が広がっている。今後はバンコクでも、川沿いの低地や堤防外の地域で局所的な冠水・浸水が懸念される。
ノンタブリー県パーククレット(パクレット)郡では、6日までに住宅地の浸水が深刻化。従来の浸水地区から周辺へと被害が拡大した。住民らは家財の移動や(感電の元となる)電化製品の確認に追われている。一帯では、毒ヘビを含む生き物の発生の注意も呼び掛けられている。
パトゥムターニー県でも、当局が土嚢を積み増しなど堤防の補強作業を進めた。川沿いの市場、寺院、住宅地などで、水の侵入を防ぐための対応が取られている。当局は、「チャオプラヤー川上流での放流措置が続いているうえ、台風25号(カルマエギ)の影響でさらなる降雨が予想される。さらに6日から13日にかけてタイ湾の高潮が重なり、堤防外の住宅地では浸水の恐れがある」と警告した。
バンコクでも現在、バンコク都内(BMA)が中心となって、土嚢の設置、排水ポンプの稼働、警戒区域の監視強化が続けている。
ノンタブリー県パーククレット郡
パトゥムターニー県
写真:レスキュー隊「1677(ร่วมด้วยช่วยกัน)」フェイスブックより





















