【タイ】タイ観光スポーツ省がまとめた2025年10月の外国人入国者数は、前年同月比4%減の257万3743人だった。これまで10%台の前年比割れが続いていたが、ここにきて減少幅が縮小した。1~10月は前年同期比7%減の2668万9071人だった。
国別ではマレーシアが最多で、前年同月比7%減の37万8143人。今年2月以降の前年比割れが更新された。一部では「中国に代わる重要なターゲット」と報じられるが、タイ深南部国境での越境が多く含まれ、純粋な旅行者・観光客とはみなされていない。
次いで中国からで、前年同月比22%減の35万7445人だった。8月の40万人台から32万人台に急減した9月からは、多少回復した。3位はインドからで、同27%増の21万3858人。入国者数が順調に伸びている数少ない国の一つ。
4位はロシアからで前年同月比12%増の14万5764人、5位は韓国からで同4%減の13万6382人だった。日本からは同0.3%微減の7万3806人で、前月の5位から順位を大きく落として11位となった。
アヌティン政権は、年末にかけての観光政策で国内旅行を重視し、外国人よりもタイ人の旅行需要に期待をかけている。
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