バンコク・ナナ界隈の理髪店 「実は麻薬店、秘密の部屋もあり」 外国人7人、タイ人1人逮捕

【タイ】バンコク首都警察は10月16日、バンコク都内ナナ界隈で理髪店を隠れみのに違法薬物を販売していたとして、外国人7人とタイ人1人の計8人を逮捕したと発表した。店内には利用客が薬物を使用できる「秘密の部屋」まで設けられていた。

 警察は繁華街での警戒を強化するため、ナナ界隈には複数の私服警官を配置。その結果、外国人グループが理髪店内で薬物を密売している実態を突き止めた。摘発チームを結成して踏み込み、8人を拘束して違法薬物を押収した。

 逮捕されたのは、エジプト人、イラク人、アフガニスタン人、パキスタン人2人、ミャンマー人2人の外国人7人と、タイ人の女1人。外国人には違法薬物の所持および販売、密輸品取り扱い、不法入国、オーバーステイ、不法就労などの容疑が、タイ人の女は違法薬物販売、外国人不法雇用の容疑がそれぞれかけられた。

 押収品は、覚醒剤(メタンフェタミン、ヤーバー)、アイス(結晶状メタンフェタミン)、エクスタシー(MDMA、幻覚剤)、コカイン、大麻錠剤、幻覚性キノコ、密輸タバコ、水タバコ器具、現金12万5000バーツ、銀行口座通帳など。

 警察は今後、資金の流れなども追及する。

写真:POLICE News Varieties
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