国内最大の面積を誇り、バンコクに次ぐ人口を抱える、東北部の玄関口。東北部の豊富な労働力がこの県に集中する。通称の「コラート」と呼ばれることがほとんど。
ナコーン・ラーチャシーマー(ナコン・ラチャシマ)と聞いて誰もが連想するのは、女傑「タオ・スラナーリー」。ラマ3世治世の1826年、街が当時タイの属国だったビエンチャン王国に攻め入れられた際、副国司プラヤー・スリヤデートの妻だった彼女が救った。敵の兵士を酒で酔わせて逆襲に出た妙案が、語り継がれている。
観光としては、タイ初の世界自然遺産として2005年7月に登録されたカオヤイ国立公園が有名。正式名称は「ドン・パヤーイェン・カオ・ヤイ森林群」。カオヤイ=大きな山という意味で、面積2168平方キロメートルの85%が森林に覆われる。隣接するナコーン・ナーヨック(ナコーンナヨック)県、プラーチーンブリー(プラチンブリ)県、サラブリー(サラブリ)県の計4県にまたがるが、ナコーン・ラーチャシーマーに位置する公園というイメージが強い。
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人口: 263万4000人(2021年、内務省地方自治振興局)
面積:2万494平方キロメートル(エネルギー省)
距離:バンコクから259キロ(タイ道路協会)
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