タイでも「国内無料フライト」案浮上、外国人旅行者20万人対象

【タイ】ソーラウォン・ティエントーン観光スポーツ相は8月19日、タイへの国際航空券を予約する外国人旅行者20万人に対し、国内線の往復航空券を無料提供するキャンペーンを計画していると発表した。閣議の承認が得られれば、9月から11月にかけて実施される。

 キャンペーン名は「Buy International, Free Thailand Domestic Flights」。ソーラウォン観光スポーツ相は「日本を参考にした」と述べており、海外から日本への国際線利用者に「国内無料フライト」を提供した、日本航空(JAL)の2024年のキャンペーンを指すものと思われる。

 タイでのキャンペーンは、これから航空会社もしくは旅行代理店の予約サイトで国際航空券を予約する外国人が対象で、受託手荷物20キロ付きの国内往復航空券1枚を提供する。航空会社はタイ航空、タイ・エアアジア、バンコク・エアウエイズ、ノック・エア、タイ・ライオン・エア、タイ・ベトジェットのいずれか。対象者の選定基準や、国内線の予約方法などの詳細は明らかにされていない。

 今回の施策は、2025年を「観光年」と位置づけたにもかかわらず、外国人入国者の伸び悩みが続く現状を打開するためのもの。政府は中央予算から7億バーツ(約32億円)を拠出し、1往復当たり3500バーツの補助金を支給する。ソーラウォン観光スポーツ相は、「予算の10倍以上となる88億バーツの観光収益が期待される」としている。

スワンナプーム空港 写真:newsclip

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