【タイ・日本】2024年制作のタイ映画「おばあちゃんと僕の約束」が6月13日から、日本全国で順次公開される。タイ政府観光庁(TAT)が日本語ホームページ上で、映画の内容や舞台となったバンコク都内タラートプルーを紹介している。
原題は「ラーンマー(หลานม่า)」で、孫(ラーン)と祖母(マー)という意味。マーは中国福建省や台湾辺りで話される中国語の「アマー」を省略したもので、タイでは日常会話で中華系のシニア女性を、自身の祖母でなくとも「アマー」と呼ぶ。
映画は、大学中退の孫が、粥屋を1人で営む祖母が癌(がん)で余命幾許もないことを知って遺産目当てで近づき、2人は幾度となくすれ違いながらも理解し合っていく、というストーリー。舞台となったタラートプルーは、「古のバンコク」と評されるトンブリー区内の町のひとつ。BTS(高架鉄道)のタラートプルー駅、ニアミス列車で知られる国鉄マハーチャイ線のタラートプルー駅という、新旧2つの駅が存在する。映画のロケもタラートプルー駅周辺で行われた。
「ラーンマー」はタイで年間第2位、歴代興行ランキング12位の人気を集め、タイ映画史上初のアカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト(第97回)に選出された。興行収入は国内外でおよそ120億円を達成したと報じられる。
タイ政府観光庁:【タイ映画】『おばあちゃんと僕の約束』”古き良き街並みが残るバンコク、タラートプルーの魅力を探る”