【タイ・ベトナム】ベトナムの格安航空「ベトジェットエア」は、以前に発注したボーイング737MAX機200機のうち、50機をタイ法人の「タイベトジェットエア」に割り当てる。最初の引き渡しは2025年10月になるもよう。
引き渡しの調印式は、ペートーンターン・チナワット首相のベトナム訪問に合わせて行われた。ボーイング社による、製品サービスや教育といった支援も含まれるという。
ベトナムからの報道によると、ベトジェットエアは2016年5月、ボーイング737MAX200を100機、2019年2月にMAX8を20機およびMAX10を80機の計200機を発注。2022年に発注履行を確認、2023年に5年間での200機引き渡しに合意していた。
タイ・ベトジェットは2014年設立。スワンナプーム空港を拠点に、タイ国内主要都市、ベトナム、カンボジア、日本、中国など計33路線を抱える。2024年の国内市場シェアは14%で、タイ・エアアジアの37%、ノックエアの15%に次ぐ3位。
現在の保有機数はエアバス320が12機、エアバス321が6機。新たに納入されるボーイング737MAXは、将来的な新規就航を含め、タイ国内、ベトナム、アジア太平洋地域の各路線に割り当てられるもよう。