【タイ】タイ警察がロボコップ「AIサイボーグ1.0」を開発した。初の任務はソンクラーンの水かけ祭りの警戒だった。
AIサイボーグ1.0は4月15日、「ナコーン・パトム安全警察大佐」という名で、中部ナコーン・パトム県で催された水かけ祭りに配備された。第7管区警察、ナコーン・パトム県警、ナコーン・パトム市が共同で開発。警察は、ロボコップがただ単に立って国民を怖がらせるだけのマネキンではなく、360度カメラを搭載し、人間をはるかに上回る能力で警戒に当たったとアピールしている。
具体的には、「カメラに映し出される人間の顔を識別してブラックリストと照合」「指名手配犯や危険人物と判断した場合、警察に通報」「周辺の防犯カメラやドローンの映像の取り込み」「容疑者を監視して追跡」「顔の特徴、服装、体型、性別に基づいて個人を高度に検索」「ナイフ、こん棒、(水鉄砲を除く)武器に類似した物体を検知」「けんかや暴行などの行動を監視」するという。
タイ警察は以前、ただ立っているだけのマネキン警官の購入を発表。記者会見で記者から「あなたたち本物が働け。税金の無駄」と批判を受け、「もう買ってしまった」と言い残して記者会見を打ち切った苦い経験を持つ。
写真:Police TV