バンコク都庁に5800件の亀裂報告、日本人が多い区は348件 内務省もホットライン設置

【タイ】3月28日に起きた地震でタイ国内の建物に被害が発生している。首都バンコクでは、都庁(BMA)が設置している都市管理支援のためプラットフォーム「Traffy Fondue」に29日午後3時までに、「建物に亀裂が入った」などといった5805件の報告が寄せられた。

 報告が最も多かった区は、ビル倒壊事故があった1)チャトゥチャック:694件、2)フアイクワーン:552件、3)バーンスー:410件で、いずれも隣り合った区。以下、在バンコク日本人が集中する4)ワッタナー:348件、スクムビット通りを挟んで南隣の5)クローントゥーイ:310件と続いた。

 また、内務省土木都市計画局(DPT)は、建物検査で専門員を派遣することを決定、ホットラインを設置したと発表した。日本の「応急危険度判定」や「被災度区分判定」に相当する検査と思われる。

 DPTは地震発生当日から、国立病院や政府機関などへの立ち入り検査を実施。今後は民間からの要請を受けて、幅広く行っていくとしている。技術者協会、建築検査官協会、ボランティア技術者などからの協力を得て、2600人態勢を整えているという

 ホットライン:0-2299-4191, 0-2299-4312(24時間)

【更新】バンコクでの地震「実感値で震度3」 都民の一斉避難で交通マヒに

都内の建物の被害状況を確認する都庁職員 写真:バンコク都庁(BMA)

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