タイでも「炭素税」 早ければ月内にも省令告示

【タイ】タイで今月内にも「炭素税」が導入される。政府が1月21日、財務省の省令案を閣議で承認。現在、法制委員会事務局での精査が続いている。早ければ月内にも告示される。

 省令では、燃料を中心とする石油製品からの温室効果ガスの排出量に応じて「炭素価格」を算出、実質的な炭素税に置き換えるとしている。タイの各メディアの報道によると、二酸化炭素1トン当たり200バーツを基準とし、製品によって異なる排出係数をかけていく。物品税の一部として計算されるため、一般消費者の負担が増えることはないという。

 今回の省令はあくまでも、炭素価格を算出するための「価格調整」の告示。ただ、将来的に気候変動法が施行されれば「炭素税」に置き換わることから、タイ政府もメディアもすでに税として扱っている。

写真:バンコク都庁(BMA)

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