【タイ】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産として2024年12月3日、タイ料理の「トムヤムクン」が登録された。古式マッサージ、仮面劇コーン、南部伝統舞踊ノーラー、ソンクラーン(水かけ祭り、タイ正月)に続く5件目となった。
トムヤムクンは、トムヤムというスープにエビ(クン)を添えたもの。トムヤムはスパイシーなスープと紹介されがちだが、辛くない種類、ココナツジュースを入れない透明な種類、エビ以外の具を入れる種類などさまざま。ユネスコのホームページでは、「トムヤムクンはタイの伝統的なエビのスープ。エビは、レモングラス、こぶみかんの葉、ナンキョウ(南姜)、エシャロットなどの各種ハーブと共に茹でられて地元の調味料で味付けされる。特徴ある香りと鮮やかな色で、甘味、酸味、風味、スパイシーさ、クリーミーさ、わずかな苦味など、さまざまな味が融合されている」と紹介している。
写真:newsclip