【タイ】タイ国営空港運営会社エアポーツ・オブ・タイランド(AOT)は11月25日、運輸省、天然資源環境省、バンコク都庁ほか複数の機関と共に、スワンナプーム空港の第3滑走路の運用開始によって騒音などの被害を受けると予想される周辺住民への補償に関して、意見を交わした。具体的な補償範囲は未確定で、天然資源環境省公害管理局による周辺地域での騒音測定が続いているという。
第3滑走路は第1滑走路(西側)に並行して建設されており、長さ4キロ、幅60メートル。今後、新しい滑走路は主に着陸に使われ、既存の滑走路2本は主に離陸に使われることになるという。滑走路3本の運用により、1時間当たりの滑走路処理容量は、現在の68機から94機に増える見込み。
第3滑走路は当初、2024年末までの運用開始を目指していたが、2025年始めに延びた。