【タイ】文化省は9月30日、日本を含む高い購買力を持つ5カ国の外国人旅行者を対象に実施した文化商品の調査結果を公表し、タイ織物が最も人気の高い文化商品だったと明らかにした。サービーダー・ナイセート文化相は、伝統文化を生かした商品開発と販路拡大を進め、地域経済の活性化や持続的な収入創出につなげたいとしている。
調査は中国、日本、韓国、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の5カ国からの旅行者350人を対象に、主要観光10県で実施した。その結果、関心の高い文化商品はタイ織物が67%で首位となり、タイ伝統ハーブが53%、装飾品や縁起物が36%で続いた。60%が伝統的なタイ商品を好むと回答し、現代的なデザインを好むとの回答は39%だった。
文化商品の購入経験がある、または購入意向がある消費者は全体の71%を占め、そのうち94%が帰国後も再購入する意向を示した。商品別では、タイ織物がタイ文化への関心を高める役割を果たす一方、再購入が多い商品は食品、菓子、飲料が42%で最多となり、タイ伝統ハーブが26%、タイ織物が19%で続いた。
サービーダー・ナイセート文化相は、タイ織物や伝統工芸品を国のイメージ向上に活用し、食品やハーブ製品を継続的な消費と収益拡大の柱とする「文化ポートフォリオ」戦略を推進するとした。一方で、帰国後に商品情報にアクセスしにくいことや、オンライン販売、国際配送体制の不足が課題として浮上。文化省は、地域事業者向けの能力向上支援を進めるとともに、文化資源を収益化し、地域産品の海外展開を後押しする方針を示している。
サービーダー文化相
写真および画像:タイ首相府





























