カンボジア国境でまた地雷 タイ兵4人がけが、1人は右足首失う

【タイ】タイ陸軍第2軍管区は11月10日、東北部シーサケート県カンタララック郡のカンボジア国境で、巡回中のタイ陸軍兵士4人が地雷爆発によってけがを負ったと発表した。現場はプレアビヒア(タイ語名ワット・カオプラウィハーン)に近い場所。

 地雷爆発によって受けたけがはそれぞれ、右足首を失う重傷、衝撃波を受けたことによる胸の痛み、右脚に破片、粉塵による目の損傷。いずれも隣県ウボン・ラーチャターニー県の病院で治療を受けている。

 地雷はカンボジア軍の埋設によるものだが、停戦後や宣言後に撒かれたものであるかは、詳しく調べる必要がある。

 両軍合意の下で実施直前だったカンボジア兵捕虜18人のタイからの送還は、今回の地雷爆発を受け、当面の見合わせとなった。

 第2軍管区によると、国境紛争が激化して以来の国境地帯で、地雷によって負傷したタイ兵は計18人。

タイ・カンボジア両軍、国境の重火器撤収で合意 11月から3段階で実施
写真:SMART Soldiers Strong ARMYフェイスブックより

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