タイ首相、就任後初の外遊でラオス訪問 国交樹立75周年で

【タイ・ラオス】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は10月16日、タナノン夫人とともに就任後初めての公式訪問先としてラオスを訪れた。タイとラオスの国交樹立75周年を記念したもの。

 タイ首相府によると、ブアコン・ナームマウォン・ラオス首相府相らが、アヌティン首相夫妻をビエンチャン・ワッタイ空港で出迎えた。アヌティン首相はソーンサイ・シーパンドン首相との首脳会談に臨み、覚書の交換やタイからの支援引き渡し式に立ち会い、トーンルン・シースリット国家主席への表敬訪問を行った。

 午後には、在ラオスのタイ政府関係者や民間企業代表らと意見を交換。国立博物館の視察、ラオスの象徴的寺院「タート・ルアン」を参拝した。夜には、ラオス首相夫妻が主催する晩餐会が開かれ、両国の友好関係を確認した。

 今回の会談では、麻薬対策、保健医療、教育、労働分野、国民交流の促進など幅広い協力が議題となり、昨今問題となっているオンライン詐欺や人身取引への共同対策についても協議された。

 ラオスのソーンサイ首相は今年2月20日にタイを訪問。当時のペートーンターン・チナワット首相との会談を行い、タイ・ラオス国交樹立75周年の記念ロゴを公開している。

ラオス首相がタイ訪問 国交樹立75周年祝う

写真:FC Anutinフェイスブックより

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